Appleが次にリリースする裏の製品

Appleの製品で、世間的な注目をあまり集めていない、リリース前の製品があります。

Gianduia(日本語だとジャンデュイアかな)という名前の、オープンスタンダードのフレームワークです。

これはFlashやSilverlightなどのプラグインを使わずに、HTML5の技術により洗練されたウェブアプリケーションを作る為のフレームワークだそうです。

スティーブ・ジョブズがあれほど

Flashを叩いてる裏には、これを開発しているという事情もあったに違いないでしょう。

リリースされていないものだから確かな事はわからないけれど、ブラウザにプラグインするということがいかにレガシーで非効率か、WebスタンダードのHTML5を使うことがどれだけ有利か。そういったジョブズの主張を後押しするような強力なフレームワークなのだろうと思う。


Flash vs HTML5 という構図は既に様々なところで書かれているネタだけど、将来を見ればもう答えは出ている。

HTML5が、Flashを一掃する。確実に。


もちろん現状は全く違う。Flashは到るところで使われていて、Flashでしか表現できないことも沢山あります。

でも、5年~10年先を見据えたとき、そこにはFlashの姿はない。

そこにはHTML5か、もしかしたらHTML6のドラフトがあるかもしれない。


ここで、Webデベロッパーが選ぶべき二つの道がある。

Flashを選ぶか、HTML5を選ぶか。


僕が選ぶなら、やはりHTML5を選びます。

決してFlashが嫌いという訳ではありません。

昔僕はFlashでちょこちょこと作品を作り、ちょっとしたコンテストで賞をとったりもしました。

Flashは、Webの一時代を築いた素晴らしいテクノロジーです。個人的な思い入れも浅からぬものがあります。

さらに、ソーシャルゲーム全盛の今は、次々にFlashを使ったコンテンツが作られています。


しかし、未来は違います。

Gianduiaを使うか他のフレームワークを使うかはさておき、オープンスタンダードな技術を使う利点は非常に大きいのです。

まず企業はFlasherという特殊技能にお金を払う必要がなくなります。代わりにマークアップエンジニアを雇えば良い。

UIを少し変更する為にFlasherを動かすより、CSSがわかる人間を動かした方が安上がりでしょう。

また、ブラウザベンダーは特殊なプラグインに配慮する必要がなくなります。僕の使ってるGoogle Chromeも、Flashプラグインのおかげで週に一度くらいクラッシュしますが、そんな不便さもなくなるでしょう。

それにWebを閲覧しているエンドユーザーは、Flashが入っているか、使われているかなど全く気にしないはずです。

ブラウザベンダーやSAPの開発コストや維持コストが下がれば、必然的にサービスの価格が下がり、結果的にエンドユーザーが得をするはずです。


Gianduiaがデベロッパーに何をもたらすのか、現時点ではよくわかりません。

しかし、HTML5の普及にとって大きな追い風となることは間違いないでしょう。

WebがFacebookになる日

Facebookのデベロッパーカンファレンス(f8)にて、多数の発表がありました。
数々のSocial PluginとOpen Graphと呼ばれるAPIによって、彼らのやりたいことが見えてきました。
彼らがやりたいのは、Webの世界を全てFacebook化させてしまうということでしょう。
既に世界中のメジャーサイトでFacebook
ConnectもShareボタンも利用されているけど、今回の発表はそれを更に拡大して、Web自体を巨大なソーシャルネットワークにしようという壮大な試みのようです。

僕のブログ(blog.engine04.com)はposterousを使ってますが、既にこのposterousの記事には例のLikeボタンがついています。
このLikeボタンを押せば、Facebookの自分のアクティビティのところに記事へのリンクが表示され、友人との共有が簡単に行えるような仕組みになっています。
また、このLike情報が溜まっていけば、Facebookと協力体制にあるコンテンツホルダー(たとえば音楽ストリーミングサイト)で、自分好みの音楽が聞けるようになるとのことです。

つまりソーシャルプラグインを使えば、即座にコンテンツがFacebook化するということです。
Mark Zuckerberg曰く、“Web全体が最初からすみずみまでソーシャルである状態を作りたい”ということですが、これはつまり“Web全体が最初からすみずみまでFacebookである状態を作りたい”ということに他ならないでしょう。

ソーシャルネットワークは、規模が大きければ大きいほど力を持ちます。
今回のLikeボタンが普及すれば、Web上のあらゆる好き嫌いの情報(インタレスト・グラフ)がFacebookに集まってくるでしょう。
それらの情報は、今後益々Facebookというサービスの力を大きくしていくでしょう。

そして技術資料を読んだ限り、Facebookの新しい機能を自分のWebサイトに組み込むのはかなり簡単になっています。
例のLikeボタンを付けるのは、たった数行のコード追加で済んでしまいます。
サイトを訪れるユーザーにとっても、Facebook IDで全て済んでしまえばそれは便利だし友人とシェアするにも都合がいいはずです。


ただ、世界中の人々のインタレスト・グラフを一企業が引き受けるということに恐怖感は感じずにいられません。
Facebookの競合と呼べるようなサイトは現在のところ(残念ながら)ないのです。
一つのサービスにWebが依存していくということは、健全であるとは言えません。
Facebookがいまだ未上場企業であるという事も考えなければいけません。
また、今まで以上に簡単に共有できるということは、今まで以上にプライバシーにも注意を払う必要があるでしょう。


それでも、Facebookの新しい試みは、世界中で受け入れられ、世界中で利用されるでしょう。
その方が楽で、便利で、楽しいから。
オープンなWebという思想に反するかどうかという議論もありますが、実際のユーザーの利便性と天秤にかけられれば、自ずと隅に追いやられてしまうでしょう。
Facebookは、次世代のWebの基盤のような存在になるかもしれません。


“Web全体が最初からすみずみまでソーシャルである状態を作りたい”
こういう言葉を現実感を持って喋れるのは、今はMark Zuckerberg以外にはあまりいない。
それが良いか悪いか歴史がどう判断するのかはわかりませんが、Webが隅々までソーシャルな状態になっていくのは、そう遠い未来の話ではないでしょう。

王者の咆哮

iPhone OS 4の発表と同時期に、Appleがデベロッパーと結ぶライセンス規約に変更が加わった。

変更があったのは「セクション3.3.1」と呼ばれる条項だが、これは以前は「勝手におかしなAPI叩かないでね」くらいの内容でしかなかった。しかし、今回の変更後には

Applications must be originally written in Objective-C, C, C++, or JavaScript as executed by the iPhone OS WebKit engine, and only code written in C, C++, and Objective-C may compile and directly link against the Documented APIs

上記のような文言が書き加えられている。

アプリケーションはオリジナルのObjective-C, C, C++, JavaScript で書かれている必要がある・・・。

これによって大打撃を受けるのが、他のコードで書かれているものをiPhoneアプリに変換するような中間レイヤーのコンパイラーだ。

そして中でも一番注目を集めていたのが、近日発売されるAdobeのFlash。

FlashのCS5では、目玉機能の一つとしてiPhoneアプリへの変換機能がついていた。

 

このFlashの新機能を使えば、プラットフォームに縛られないアプリケーション作りができるようになる。

つまり、同じアプリケーションを(APIの呼び出し方を変更するだけで)Androidなどの他のプラットフォームへも供給できるようになるはず。

これを、多くのデベロッパーは歓迎していたのだ。

 

ところが、Appleとデベロッパー契約を結んだ時点で、Flashを使って書き出したアプリケーションは認められず、審査を通らないということになる。

このAppleの独善的なやり方に対して、Flashのスペシャリストを始め、多くのデベロッパーが批判的な態度を示している。

 

 

だがよく考えると、これはAppleとしては当然打たねばならない戦略の一つなんじゃないだろうか。

この条項が真に意図しているのは、Adobeを始めとする中間レイヤーを排除することではない。

この中間レイヤー層がなくなることで確保される、Androidのような他のプラットフォームに対する優位性だ。

 

たとえば、様々なプラットフォームに対応するようなアプリケーションを、上記のような中間レイヤー(変換装置)を使って作った場合を考えてみるとすぐわかる。

 

iPhone OS では10の性能が出せるような機能も、他のプラットフォームが8の性能しか出せないのなら、他のプラットフォームに引きづられて8の機能だけを使ってアプリケーションが開発されることになる。

そして多くの場合、こういった中間レイヤーを使って開発をした方がコストが安く上がる。

だから、選択肢としての中間レイヤーは魅力的なのだ。

かくして、各プラットフォームに提供されるアプリケーションに相違点がなくなり、プラットフォームのコモディティ化が進んで行く。

 

こういったシナリオは、Appleのような圧倒的なシェアを持ち、プロダクトに絶対の自信を持っている企業からすれば、許されるわけがない。

iPhone OSでしか体験できないようなマジックがAppleの最も大切にしているところなのだから。

 

だから、今回の「セクション3.3.1」の問題は、Appleから見れば「当然あって然るべき」条項なのだ。

他のOSでは絶対に実現できないようなマジックが、iPhoneでは実現できる。

そういう自信がなければ、このような独善的なことはできない。

今回のこの条項は、我が王者であるという、ジョブズが放った咆哮のようなものなのだ。

 

まだまだ拡大するAppleのプラットフォーム

Appleが8日に行ったiPhone OS 4イベントは本当に盛りだくさんで、エキサイティングな発表が多かった。


開発者として見るなら、マルチタスキングとバックグラウンド系APIは素晴らしいニュースだ。
特に位置情報をバックグラウンドで更新できるバックグラウンドロケーションAPIは熱い。
これまではユーザーの方から位置情報へアクセスするという、いわば一方通行の状態だったのが、このAPIによって場所の方から情報をプッシュすることも可能になる。
アプリの企画にも幅が広がるね。

一利用者として見たときには、一番嬉しいのがバックグラウンドVoIPだ。
これで使い物にならなかったSkypeのアプリが、ようやく実運用できる。
また、他のVoIPアプリケーション(fringやNimbuzzなど)も利用シーンが広がる、バックグラウンドに一つ立ち上げておくアプリとして再考できそうだ。


そして、何より僕が一番注目したのは、やはりiAdの発表だった。
これは是非ともジョブズのプレゼンを見てもらった方がいい。(動画の44分過ぎからがiAdのプレゼン)

もちろんデモ用の広告の出来がいいということもあるけど、それにしてもアプリと広告が本当にシームレスに連携している。

今までのアプリ内広告というのは、広告とアプリが連携しておらず、バナーをクリックするとブラウザが立ち上がりランディングページへ飛ぶ。
それまで使っていたアプリに戻るには、ブラウザを終了してもう一度使いたいアプリを立ち上げ直さないといけない。
つまり、誰もクリックしたがらない広告ばかりだった。

それが、このiAdによって大きく変わる。
ユーザーはアプリの内容を失うことなく心置きなく広告をクリックできる。
広告主もユーザーもハッピーだ。
それに、無料アプリを作っていた開発者にとってもチャンスが増えるだろう。
シェアされるのは広告売上の60%で、これは他と比べても普通だが、既存のADネットワークとはCTRも(アイデア次第だが)コンバージョン率も別物になるはずだ。
同じ60%でも、収益性は随分変わってくるはずだ。
同時に、「iPhoneアプリじゃ稼げないよ」と言われている事実も、少し変わるかもしれない。

今回発表された「Game Center」機能や、公開される各種のAPI。
iAdに支えられる収益性。
これらが更に多くのアプリを生み、市場は拡大していくだろう。
他のプラットフォームがAppleより魅力的になれるかどうか?
うーん。もう当分は無理な気がする。

先日AppleはGoogleに遅れをとってAdMobをもっていかれてしまったけど、iAdはそれに対する素晴らしい反撃だね。

文章の短さという威力

その昔、アーネスト・ヘミングウェイという人が

「六つの単語で物語を作れるかどうか」

という賭けで見事に勝利しました。

ヘミングウェイはのちのち、この物語を自分の最高傑作だと言っていたそうです。

For sale: baby shoes, never worn

売ります:赤ちゃんの靴、未使用

 

ちょっとタイミングが悪ければ涙するかも知れない。

これ以上削れないし、これ以上付け足せば余計になる。

そして、そのセンテンスの裏側には、読む者一人ひとりが感じる大きな物語性が潜んでます。

たった6語だけど、短いからこそ、この物語は力強さを増します。

 

一方、日本には昔から俳句という文化があり、短い言葉の持つ威力というのは一般に広く浸透しています。

僕は自由律俳句の種田山頭火という人が好きで、この人の俳句をたまに読み返したりします。

分け入っても分け入っても青い山

という句を読めば、青い山という言葉に託された思いや、分け入ろうとする儚い努力が、我々を山頭火の物語へと引き込みます。

 

 

言葉は時に、重ねれば重ねるほど、その力強さを失うことがあります。

 

逆に言葉を削り、最小限の言葉で表現すること。

そうして得られる、ピンと張り詰めた緊張感や、想像を喚起させる力強さ。

こういったものは、文章が短い方がより伝わりやすい。

 

 

そんなような事を、原宿の騒動を見てて思いました。

Twitterの伝播力と即時性も凄いんだけど、一方で文章の短さも人々の想像力をかき立てたんじゃないだろうか、と。

140文字というと相当長い文章も作れるけど、即時性を重視した時には十数文字でポストすることも多い。

文章の短さは大変な威力を持つ。

時にそれは人々をパニックに陥れることもできる。

そんな風に、大げさに思っておくといいかも知れないね。

Twitterでは全員が情報の発信源だから。

 

あと、未確認の情報には[未確認情報]くらいつけた方がいいよね。

そんな風に思うこの頃です。

 

Googleを追い詰める包囲網

MicrosoftのBing MapsがFoursquareと手を組んだ。
先日追加された革新的なStreetside Photoや、その他の様々な追加機能で、Bing Mapsは物凄い勢いで先行するGoogle
Mapsを追いかけている。

今回Bing Mapsに新しく搭載される機能では、Foursquareでチェックインした時に表示されるコメントがBing
Mapsでも閲覧出来るようになるとのことだ。
また、投稿したユーザーの獲得バッジやチェックインの頻度なども情報として扱うようだ。
多分フィルタリングに役立つんだろうと思う。

そしてこれは、間違いなくFoursquareにとっても大きな一歩だ。
位置情報のソーシャルメディアとしては、競合するサービスを大きく引き離した感がある。
これから先bing mapsを使うユーザーに、foursquareの価値をアピールし続けることができるわけだから。


ここで僕が気になるのがAppleの動向だ。
次のiPhone版SafariのデフォルトエンジンはBingになる可能性が高い。
標準の地図アプリについては情報はまだ何もないが、最近のBing Mapsの性能の良さを見ると、Google
Mapsにとっては少し雲行きが怪しくなるかもしれない。

あともう一つ忘れては行けないのがWindows Phone 7の存在。
デフォルトの検索エンジンは当然BingとBing Mapsが採用されるだろう。
そして、排他的なマーケットプレイスがどれほど先進的なギーク達に嫌われようが、それなりのシェアは獲得できるはずだ。

一方でGoogleに関して言えば、Android全体ではシェアが広がってるとはいえ、直々に手を下したNexus Oneに関してはあまりいいニュースがない。
そして、中国政府との全面対決に突入したこと。
様々な要因が、Googleにプレッシャーを与えている。

これから先、更に進化することができるか。
このままシュリンクしていってしまうか。
Googleは大きな岐路に立たされているように見える。

ソーシャルサービスとプライバシー

位置情報を使ったソーシャルサービスというのは、多分今一番注目されているものの一つだと思う。

僕のiPhoneに入っているアプリだけでもTwitter関連,Foursquare,Flook,Brightkite,Gowalla,Google Buzz,Stickybitsなどなど。それこそ毎日のように位置情報を使ったサービスが立ち上がっています。

これだけの位置情報サービスの多さは、この分野への期待値の大きさを示しています。

ユーザーが”今ここにいる”と教えてくれているんだから、そこへ出稿したくなるのは自然の成り行きです。

ただ一方で、自分の位置情報が他人に知られることにプライバシー面での不安もあるようです。

例えば、「今どこどこのカフェにいる」という情報がtwitterで流れたら、自分が家にいないことがわかってしまう。といった類の危惧です。

こういう話はなんだかなぁって感じがします。

 

一体、この文脈でいうプライバシーとはどういう意味なんでしょう。

不安が少しでもあるなら、すぐさま位置情報の共有をやめればいい話でしょう。

foursquareを例に上げれば、実際に知り合いの人だけ友達登録をして、twitterやfacebookに同期させなければいいだけの話。

プライバシーがどうのこうの言うような問題ではないですよね。

だって公開してるのは自分なんだから。

ソーシャルなサービスを使う限り、プライバシーはサービス側で担保するものではなく、自分でコントロールしなければならないものです。

 

これからのソーシャルサービスは、位置情報を含め様々な情報がよりオープンになるような方向に向かっていきます。

多分近い内にFacebookも位置情報を利用しだすだろうし、その流れは必然的に国内のソーシャルサービスにも波及していくでしょう。

そこで必要になるのは、公開する情報を自分が選択し、コントロールするという意識です。

 

僕みたいにほぼ垂れ流しの人もいれば、職業から何から全て隠し通す、みたいな人もいますし、それは良い悪いの話ではないです。

ただ、これから先、情報をシェアすることがどんどん普通になってくるはずです。

シェアした方が楽しいというのは、人間が社会的生き物であるという、根本的なところに起因するような気がしてます。だから、この流れは加速していくと思う。

そういう、シェアすることが普通である時代に向けて、今から少しずつ慣れておく方がいいと僕は思う。

僕らの意識も少しずつソーシャルな方向へ進んでいかないと、いずれ痛い目を見るような。

なんだかそんな気がしてます。

 

AppleがAdobeを買収するというシナリオ

少し前の話になってしまうんですが・・・。

the NEXT WEBに"7 Reason For Apple To Acquire Adobe"という記事が投稿されてました。
2010のどこかでAppleはAdobeを買収するのでは?という予想についての記事だったのですが、このシナリオは面白いだけじゃなく、現実にあり得るんじゃないかと思いました。
ちなみにAppleとAdobeが争ってる経緯は以前エントリを書いたのでそちらをご覧いただければと思う。
 
まず記事中にあった七つの理由について。
※下記、内容を結構端折ったり、当時と事情が変わった部分を変更したりしてます。元記事も併せて読んで頂くと良いかと思います。
 
 
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1: It is cheap and affordable(安くてお買い得)
今日の時点でAdobeの時価総額は180億ドルちょっと。
Appleは250億ドルを現金で持っていて、さらに時価総額は2000億ドルを突破
決してAdobeの業績が悪いわけではない。むしろ売上は前年比の倍以上になるかもしれない
それでも、Appleがその気になれば買収は難しくないだろう。
 
 
2: It would give them Photoshop and Illustrator
PhotoshopとIllustratorを含むCreative Suit(CS)はMacのキラーアプリだ。
多くのプロのクリエイター達がMacを買う理由の大半はこれの存在が大きい。
もしAppleがCSを手にいれれば、彼らはApple好みにインターフェイスを構築し直しすこともできるし、Mac ProやiPad用に最適化することもでき、他のアプリケーションともシームレスに連携することができる。
 
 
3: So Apple could fix Flash, save the day and look smart
スティーブ・ジョブズはFlashを時代遅れのテクノロジーといったけど、彼がそれを手に入れたらどうするだろうか?>
恐らく、よりセキュアで、より効率が良くなるよう手を加えるだろう。
そしてその"iFlash"が完成すれば、それはiPhoneやiPadにも搭載されることになる。
mac製品に最適化されたFlashは、想像しただけで素晴らしい。
 
 
4: Because they told us they would
Appleはその収入を買収に使いたがっていて、それを隠していない
戦略的な価値があれば買収というカードを使うことに躊躇しないだろう。
*最近では音楽ストリーミングサービスのLalaや、モバイル広告のQuattro Wirelessを買収している。
 
 
5: To become less depending on third parties
クリエイター達がCSを使う為にmacを買っているなら、Adobeからアプリケーションの供給が止まった場合、彼らが仕事を続けるにはPCを使うしかない。
AppleもiPhotoやApertureの開発で、そのリスクを軽減しようとしているけど、まだPhotoshopとIllustratorは必要だ。
ジョブズは他人に依存することを好まないが、やはりAdobe製品を尊重しているのは明らかだ。
 
 
6: To fix Adobe’s crazy pricing
*これはもう価格表を見れば一目瞭然だ。
Web Premiumをアップグレードするだけで92,400円だ。アップグレードだけで!
AppleのApertureはフルパッケージでもたった19,800円だ。
そしてPhotoshopだけのアップグレードでも48,300円だ!
このプライシングでは海賊版が出回るだけだ。
長い間Adobe製品の値段は変わっていないけど、100円でアプリが買え、10万でラップトップPCが買える時代にはもう合わないだろう。
Adobe単独では、彼らの基幹商品の値下げはできないだろうが、Appleならできる。
 
 
7: Because Steve is crazy
まぁ、ほんとはスティーブは狂ってない。けど彼は予測不可能で、ハングリーで、リッチで、影響力がある。
Adobeを吸収すればAppleのAdobeへの依存度を下げることができるし、それに、今Flashを使ってる人達への影響力も手に入れることができる。
今のところAdobeは、Appleの将来にとって無視できない存在だ。ならいっそのこと買えばいい。
Adobeは自分たちの製品の管理さえできないダメな会社だ、と言い触らすことで、買収によってAdobeを救うように見せれば、悪い印象は与えないだろう。
もちろんAppleはAdobeやFlashを必要とはしていない。今のところHTML5を推進することに力を注いでいて、いつの日か完全にFlashを置き換える日が来るかも知れない。Youtubeや、他のいくつかのサイトで既に起きているように。
それでも、もしある日Adobeを買うことを決めたなら、それはAppleに多くをもたらすことだろう。
 
 
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もしこれが現実になれば、FlashをサポートしないだのHTML5がどうのという争いも終わることになる。
ユーザーにとってもデベロッパーにとっても、クリエイターにとっても良い事づくめなんじゃないか?
不毛な争いに巻き込まれてユーザーエクスペリエンスを損なわれるんなら、いっそのこと買収してくれた方が僕としては嬉しい。
そしてCreative Suitsのひどいプライシングを改めてくれれば、更に嬉しい。
恐らく世界中のクリエイターが、諸手をあげてAppleを褒め称えるんじゃないかなぁ。

デベロッパーの悪夢

Stevejobs_getout

fladdictさんのところでも取り上げられてましたが、AppStoreからグラビアとかエロ系のアダルトアプリが大量に削除されたとのこと。

削除された数は5,000以上にのぼるらしい。
個人的にはこの手のアプリにはお世話になってないんで、まぁ無くても別に困らないけど、Appleのやり方は相変わらず強引だなと。


Appleが、iPadの発売に向けてApp Storeを掃除しておきたいのはわかる。
教育とか医療を視野に入れるなら、それはある程度必要なことかもしれない。


でもこの手のアプリっていうのは人気が高くて、ランキングの上位にあるアプリも少なくなかった。
で、それなりに収益を上げていた。
たぶん中にはそれだけで食ってた人もいたかもしんない。

その収益がゼロになったということです。
可哀想になぁ。とも思うけど、よそのプラットフォームにアプリを載せてる以上、そこの都合に合わせなきゃいけないのは仕方ない。
Appleにしてみたら知ったこっちゃあるかいというところでしょう。


iPhoneやiPadのアプリで儲けようって思ってる人もいるかもしんないけど、AppleがStoreをコントロールしている以上、Appleの都合次第でいつでも追い出される可能性があるのを忘れないほうがいい。
しかもその基準がコロコロ変わったり、不透明だったりする。
今回はアダルトアプリだからそこまで問題になってないけど、これが他のカテゴリだったらどうだろう。
以前から問題になってたGoogle Voiceのように、Appleにとって都合が悪いからという理由で排除される可能性は大いにある。


何ヶ月もかけて作ったアプリがいきなり水の泡っていうのはデベロッパにとっては悪夢でしかない。
だからといって、iPhoneやiPadから手を引く?
既にiPhone Storeは、無視するには大きすぎる市場になってしまった。

今はAppleのご機嫌をうかがいながらやりすごしていくしかないのかもしれない。

だが近い将来の話をすれば、ライバルであるAndroid端末は凄い勢いで増えているし、それに伴ってAndroidマーケットに参入する開発者や企業はすごい勢いで増えている。
そして、iPadと同等のハードウェアが出てきたときどうなるか?
もしかしたら、App Storeに不信感を持ったデベロッパー達はAndroidに走るかもしれない。

そして、iPadと同等のハードウェアっていう前提条件は物凄く高いハードルだけど
「決して起こりえない」とは誰にも言えない。

Twitterの始めかた

Twitterってよくわかんない、っていう話を結構聞きます。

始めてみたものの、つぶやいてみたものの、さてこれをどう楽しめばいいのか。
僕も登録した時はそんな感じだった気がする。
で、僕もそんなに長くTwitterやってないんだけど、こんな風にやったらいいんじゃん?的なものを書いておきます。

 

-始める前に

まずはプロフィールを書く。
アイコン画像をつける。
公開してるブログとかサイトがあるならそこへのリンクもつける。
あとツイートは全体公開にする。
そしてとりあえず何回かツイートしておく。
まぁ内容は何でも良くって、思ったこととか。自分らしければいいと思う。

これで、アナタのページに初めて来た人が、アナタがどんな人だかちょっとは目星がつくようになります。
自分のツイート、プロフィール、アイコン、全部ひっくるめて自己紹介の場だと思ったほうがいいです。
で、Twitterの醍醐味は自分のツイートとか、プロフィールとか、アイコンとかを通じて、色んな人とゆるーく繋がっていくところなので、人がアナタのページに来たときに何も無かったら、そこからは何も生まれてこないわけです。

もちろんリアルの知り合いと連絡とるだけなら、そんなに気を使う必要ないです。
でもそういう使い方だったら、MixiとかFacebook使ったほうがいいと思う。
知らない人にフォローされるってこともないし。

-とりあえずフォローしてみる

まず何人かフォローしてみるといいです。
自分のtwitterのホーム画面をタイムライン(以下TL)って言いますが、そこが色んな人のツイートで充実してきます。
まずはそれでどんな雰囲気なのか知るのがいいでしょう。

「で、誰をフォローすりゃいいの?」
って話ですが、とりあえず知り合いがフォローしてる人達の中から面白そうな人を見つけてくるのがいいんじゃないかな。
色んな人のページ見て、プロフィールとかツイートが面白そうだったらフォロー。
多分20人くらいフォローすれば少しずつTLが流れるようになってくると思う。
この「TLが流れ出す」っていうの、重要。
フォローしてないとTLが流れないので楽しくありません。

ま、一番いいのは友達にtwitterを始めさせることなんだけどね。
twitterとリアルで両軸あると、楽しさ倍増します。

 

-フォローとリフォロー

mixiとかfacebookなどのSNSと決定的に違うところは、フレンド関係が一方的というところです。
通常のSNSでは友達リクエストを相手に送って、相手の承認があって初めて関係が成立するんだけど、twitterは一方的にフォローするだけです。
逆の場合も同じで、フォローされたから何かしなきゃいけないということは無いです。
もちろん、フォローしてくれた人のプロフィールをみて面白そうとか思ったらどんどんフォローしていったほうが楽しいですけどね。
「フォローされたからリフォローしないと!」
「フォローしたのになんでフォロー返ししないの?」
っていう考え方は凄く勘違いしていて、twitterの良いところを見逃しちゃってるんです。
フォローも、フォローの取り消しも、相手をブロックするのも、好きにやりゃいいんです。
ゆるーく繋がるっていうのがtwitterの醍醐味ですから。
明らかに商売っぽいアカウントとか、片っ端からフォローしまくってるアカウントとか、そういうのは無視しときましょう。

 

-非公式RT、公式RT、QT

TLを見てると、「○○○ RT @n_ohno ×××」みたいなのが流れてきます。
この専門用語ぽいのもわかりにくい一因なのかもしれない。
このRTっていうのはReTweetの略で、n_ohnoさんが×××って言ってて、それに対して僕は○○○って思うというような意味合い。
RTの前には何も入れずに、そのまま発言を横流ししたりもします。
引用とか返信とか色んな意味があるんですが、多分見てる内にわかってくると思います。
ややこしいのが、このRTに公式と非公式があるってことです。
細かいこと書くとキリがないので、公式RTは編集できないそのままの発言、非公式RTは編集したり付け足したりできる発言と思っておけばいいです。
この呼び方がややこしいので「非公式RTはQT(Quote Tweet)って呼ぼうぜ」っていう運動も一部であるんですが、あんまり浸透してないわけです。
ややこしいね。

 

-返信(Reply)、DM

返信はそのまま返事するだけなんですが、この返信は他の人にも見える形で返信されます。

だから大事な情報をやりとりするのには向いてません。 

特定の人だけにメッセージを送りたい時はDM(DirectMessage)を使いましょう。 

ちなみにDMはお互いに相手をフォローしてないと送れないので注意。

 

-話題に乗ってみる(ハッシュタグ)

人の発言に#○○○っていうのが入ってる場合があります。
これは ○○○ についての発言ですよっていう意味です。
例えば #gorin とか #olympicJP とかがついてたらオリンピックについての話題なんだよっていうことです。
同じ話題で色んな人と盛り上がるのは楽しいです。
そこからフォローしたりフォローされたりが増えてくと思います。

-誰かにフォローされる(フォロワーを増やす)

これが一番楽しみなところ。
誰にもフォローされてないと、自分のツイートに誰も反応してくれないので、ひじょーにつまんないです。
どうやってフォロワーを増やすか?
それは俺が教えて欲しい。
とりあえず自己紹介(プロフィール、ツイート、アイコンとか)が出来てて、色んな人をフォローしていく内に自然と増えていくと思います。
ハッシュタグで同じ話題を探すのもいいし、リアルのイベントとか遊びに行ってアカウント名教えあうのもいいんじゃないかな。

 

-アカウントを育てる

ちょっといじってみて、わかんなくてやめるって人が多いっぽいんですが、TLが充実してフォロワーがある程度いないと面白さはわかんないです。
時々手を入れながら、時間をかけて育ててください。

ブログとかサイトがあるならTwitterアカウントを書いとくといいんじゃないかな。
最近はTwitter関連のブログパーツも充実してるんで、ブログやってる人は探してみるといいかも。
他のソーシャルサービス(Mixi, Facebook, Myspace
とか)をやってるなら、そこのプロフィールにもTwitterアカウントを書いとくといいかもしんない。

 

-ツイートしたけど誰も反応しない

Twitterは、日記やブログみたいに止まってるもんじゃなくて、常に流れてくものです。
"今"って時間を共有するというのが一番の醍醐味なわけです。
たまたま誰も見てない時間にツイートすれば、他の人のタイムラインはどんどん流れてってるので、自分の発言もタイムラインの彼方後ろへ流れて見えなくなってるのです。
反応がないからといって落ち込む必要とかないです。
それでも誰かの反応が欲しかったら、発言の中に @○○○ と相手のアカウント名入れときましょう。
その人だけは反応してくれるかもしんない。

 

 

-で、Twitterって何よ

Twitterでは、発言を公開していればそれが全部検索対象になります。
誰にでも自分の発言が見られる可能性があります。
普通の検索エンジンでもTwitterの発言がヒットしたりします。

それが一番面白いところ。
僕がiPhoneについてなんか発言をしていたら、誰かがそれを見つけてフォローしたりRTしてくれるかもしれない。
そこから面白い関係が始まるかもしれない。
ツイートの一つ一つが可能性なんです。
それを楽しむのがTwitterなんじゃないかなぁと思う。


とりあえずタイムラインに飛び込んでみること。
そこをスイスイ泳げるようになった頃、面白さがわかるはず。