AppleがAdobeを買収するというシナリオ

少し前の話になってしまうんですが・・・。

the NEXT WEBに"7 Reason For Apple To Acquire Adobe"という記事が投稿されてました。
2010のどこかでAppleはAdobeを買収するのでは?という予想についての記事だったのですが、このシナリオは面白いだけじゃなく、現実にあり得るんじゃないかと思いました。
ちなみにAppleとAdobeが争ってる経緯は以前エントリを書いたのでそちらをご覧いただければと思う。
 
まず記事中にあった七つの理由について。
※下記、内容を結構端折ったり、当時と事情が変わった部分を変更したりしてます。元記事も併せて読んで頂くと良いかと思います。
 
 
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1: It is cheap and affordable(安くてお買い得)
今日の時点でAdobeの時価総額は180億ドルちょっと。
Appleは250億ドルを現金で持っていて、さらに時価総額は2000億ドルを突破
決してAdobeの業績が悪いわけではない。むしろ売上は前年比の倍以上になるかもしれない
それでも、Appleがその気になれば買収は難しくないだろう。
 
 
2: It would give them Photoshop and Illustrator
PhotoshopとIllustratorを含むCreative Suit(CS)はMacのキラーアプリだ。
多くのプロのクリエイター達がMacを買う理由の大半はこれの存在が大きい。
もしAppleがCSを手にいれれば、彼らはApple好みにインターフェイスを構築し直しすこともできるし、Mac ProやiPad用に最適化することもでき、他のアプリケーションともシームレスに連携することができる。
 
 
3: So Apple could fix Flash, save the day and look smart
スティーブ・ジョブズはFlashを時代遅れのテクノロジーといったけど、彼がそれを手に入れたらどうするだろうか?>
恐らく、よりセキュアで、より効率が良くなるよう手を加えるだろう。
そしてその"iFlash"が完成すれば、それはiPhoneやiPadにも搭載されることになる。
mac製品に最適化されたFlashは、想像しただけで素晴らしい。
 
 
4: Because they told us they would
Appleはその収入を買収に使いたがっていて、それを隠していない
戦略的な価値があれば買収というカードを使うことに躊躇しないだろう。
*最近では音楽ストリーミングサービスのLalaや、モバイル広告のQuattro Wirelessを買収している。
 
 
5: To become less depending on third parties
クリエイター達がCSを使う為にmacを買っているなら、Adobeからアプリケーションの供給が止まった場合、彼らが仕事を続けるにはPCを使うしかない。
AppleもiPhotoやApertureの開発で、そのリスクを軽減しようとしているけど、まだPhotoshopとIllustratorは必要だ。
ジョブズは他人に依存することを好まないが、やはりAdobe製品を尊重しているのは明らかだ。
 
 
6: To fix Adobe’s crazy pricing
*これはもう価格表を見れば一目瞭然だ。
Web Premiumをアップグレードするだけで92,400円だ。アップグレードだけで!
AppleのApertureはフルパッケージでもたった19,800円だ。
そしてPhotoshopだけのアップグレードでも48,300円だ!
このプライシングでは海賊版が出回るだけだ。
長い間Adobe製品の値段は変わっていないけど、100円でアプリが買え、10万でラップトップPCが買える時代にはもう合わないだろう。
Adobe単独では、彼らの基幹商品の値下げはできないだろうが、Appleならできる。
 
 
7: Because Steve is crazy
まぁ、ほんとはスティーブは狂ってない。けど彼は予測不可能で、ハングリーで、リッチで、影響力がある。
Adobeを吸収すればAppleのAdobeへの依存度を下げることができるし、それに、今Flashを使ってる人達への影響力も手に入れることができる。
今のところAdobeは、Appleの将来にとって無視できない存在だ。ならいっそのこと買えばいい。
Adobeは自分たちの製品の管理さえできないダメな会社だ、と言い触らすことで、買収によってAdobeを救うように見せれば、悪い印象は与えないだろう。
もちろんAppleはAdobeやFlashを必要とはしていない。今のところHTML5を推進することに力を注いでいて、いつの日か完全にFlashを置き換える日が来るかも知れない。Youtubeや、他のいくつかのサイトで既に起きているように。
それでも、もしある日Adobeを買うことを決めたなら、それはAppleに多くをもたらすことだろう。
 
 
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もしこれが現実になれば、FlashをサポートしないだのHTML5がどうのという争いも終わることになる。
ユーザーにとってもデベロッパーにとっても、クリエイターにとっても良い事づくめなんじゃないか?
不毛な争いに巻き込まれてユーザーエクスペリエンスを損なわれるんなら、いっそのこと買収してくれた方が僕としては嬉しい。
そしてCreative Suitsのひどいプライシングを改めてくれれば、更に嬉しい。
恐らく世界中のクリエイターが、諸手をあげてAppleを褒め称えるんじゃないかなぁ。